朝顔の種ができない・枯れる・落ちる!我が家の原因はこれでした
こんにちは!園芸科卒、小学生ママのはないろです。
去年の夏、1年生の娘が小学校で育てていた朝顔を持ち帰り、家のベランダで育てていました。
夏休みの間は家で育て、その後は種を収穫して学校に持っていかないとならなかったのですが、
娘の朝顔は、途中まで種が全然できなかったんです(泣)
でも、最終的には種を収穫することができましたよ!
調べてみたら、アサガオの種ができない原因っていろいろあるみたいなんです。
というわけで、私と同じように「朝顔の種ができない(種ができない・種が落ちる・種が枯れる)、どうしよう~!」とお悩みの方の参考にしていただけるように、我が家の体験談を写真付きでご紹介させていただきます。
少しでも参考にしていただけたらうれしいです。
朝顔の種ができない 我が家の状態とは?
▼「朝顔の種ができない・種が落ちる・種が枯れる」という状態は、我が家ではこんな感じでした。
アサガオの花は咲くのですが、種の部分が大きくならずにそのまま黄色く枯れて、最終的には落下してしまう。
8月下旬までずっとそんな感じで、種を収穫することができませんでした。
じつは夏休みに入った直後、7月下旬頃には普通に蕾ができて花が咲いて、種も2つほどできていました。
それなのに、8月にはいって「夏本番」という気候になってからは、種が全くできなくなってしまったんです。
花は咲くのに種ができない(泣)
小学校からは事前に「2学期には朝顔の種を持ってきてもらうので、20粒ほど取っておくように」という手紙をもらっていたのですが、夏休みが終わりに近づいても我が家で収穫できていたのは、7月に収穫した朝顔の種「9粒」のみ(T_T)
全然足りませんでした。
朝顔の種ができない 我が家の場合結局どうなったか
うちの場合は、そのまま育てていたら8月下旬を過ぎる頃から急に普通に種ができはじめました。
花が咲いて、実ができて、実がだんだん膨らんで種ができる。
特に今までと変わったことはしていないのですが、下の写真のように種がちゃんとできるようになったんです。
朝顔の種ができない 我が家の場合の原因
うちは大阪在住、マンションの4階で暮らしています。
アサガオは「よく日が当たる南向きのベランダ」で育てていました。
午後になると西日も当たってかなり高温になる場所なのですが、我が家のベランダはそこ一箇所のみ(泣)
なので、その場所で育てるしかないっていう感じだったんですね。
西日が当たる午後は、なるべくベランダの中でも直射日光があまり当たらない場所にアサガオを移動させたりもしていたのですが、2020年の8月は日本中が記録的な暑さ(毎年そんな話ばかりですが・・・)。大阪も、ものすごい猛暑でした。
我が家のベランダには室外機も置いてありますし(もちろんアサガオはなるべく室外機から遠い場所に置きましたが)、土の上でもないので午後はかなりの高温になっていたはずです。
・梅雨明け後、猛暑に。暑さが本番となった7月下旬~8月中旬頃は、花は咲くのに種になる部分が黄色くなって枯れて落下してしまっていた(種ができなかった)。
・風が多少涼しくなってきた8月下旬頃には普通に蕾ができて花が咲いて、種もできるようになった。
・この期間中、置き場所や管理などは特に変えていない。
以上のことから推察すると、我が家の朝顔に種ができなかった原因は「暑すぎた」ということだったのではないかなと思われます。
朝顔は暑さを好む植物ではありますが、この年の暑さは異常でした。
土の上なら多少暑さも軽減されるかもしれませんが、我が家のように南向きのベランダでは、暑さを好む朝顔にとっても「暑すぎた」のではないかと思います。
調べてみたところ、アサガオは暑すぎると花粉の量が減るのだそうです。
▼8月中旬頃までの我が家のあさがおの様子。蕾はあって花も咲くのですが、花が終わった後は種が膨らまずに黄色くなって落下してしまう(写真で言うと、中央にある星形みたいな部分が本当は膨らんで種になる部分です。でもこんな感じに膨らまないまま黄色くなって落ちてしまいます)
なので、虫が来ないような高層マンションで育てたとしても、アサガオは自分で受粉して種を作ることができる植物なんですよ。
その後、娘のアサガオは10月頃まで咲き続け、種もたくさん収穫することができました。
▼最終的には、こんなに種ができました!
「葉っぱも元気で花も咲いているのに種ができない」とお悩みの方は、もしかしたら暑すぎるのが原因かもしれません。
朝夕の水やりや追肥などをしっかりしていけば、少し涼しくなれば種もできるようになるかもしれませんので、あきらめずに育ててみてくださいね♪
→【小学一年生】夏休み過ごし方|YouTubeやゲームに頼らない!我が家の夏休みの過ごし方
朝顔の種ができない その他の原因
朝顔の種ができなくて困っていたとき、私なりにネットでいろいろと調べてみました。調べてみると「アサガオの種ができない原因」というのは他にもけっこうあるみたいなんです。
という訳で、この章では「暑すぎた」という理由以外の「アサガオの種ができない原因」をご紹介していきたいと思います。
考えられる原因1 花殻つみ
アサガオの花は、咲き終わった後もしばらくは落下せずに残っていますよね。こういうのを「花殻(はながら)」と言います。
花殻をそのままにしておくのは見た目も悪いですし、カビが発生して病気の発生源になってしまう場合もあるので取ってしまう方もいらっしゃると思うのですが(これを「花殻つみ」とい言います)、この時に種になる「子房」の部分まで一緒に取ってしまうと種ができません。
▼写真で説明すると○印の部分です。
この○印の部分が将来タネになる「子房」なので、子房の部分はそのまま残しておかないと種はできません。
アサガオの花殻摘みをする場合は、花の部分だけを摘むようにしましょう。
考えられる原因2 夜間真っ暗になっていない
アサガオは短日植物と言って、「一日のうちの日の長さが一定時間より短くならないと花が咲かない」という植物です。
1年で昼が一番長い「夏至の日」を過ぎるとだんだん夜の時間が長く、昼の時間が短くなっていきますが、アサガオは「日が短くならないと花が咲かない」という植物なんですね。
ですので、夜になっても街灯や部屋の明かりがあたって「暗くならない」というような場所にアサガオを置いてしまうと花が咲きません。
花が咲かないと種もできません。
我が家のようにベランダでアサガオを育てているという場合は、日が落ちたら暗い状態になるようにしてあげる必要があるのですが・・・アサガオ自体に箱をかぶせたりするのは面倒ですよね。
ベランダを暗い状態にするなら、遮光カーテンなどで部屋の明かりを遮るようにしてあげるのがおすすめですよ!
おかげで夏場、午後は西側の窓のカーテンを閉めておくだけでかなりの暑さ対策になりましたよ!▼日差しと熱をこんなに遮ってくれます!
アサガオ用にカーテンを購入したわけではありませんが、遮光カーテンにしてあったおかげでアサガオもちゃんと咲いてくれたし、冷暖房の効率も格段にアップしたと実感しているので、遮光&断熱カーテンは私的にはかなりおすすめです。遮光&断熱カーテンが気になる方は、まずは楽天のランキングなどを見て検討してみるといいですよ♪
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お庭でアサガオを育てている場合は、街灯などが当たらない場所で管理するようにするといいですよ。
おわりに
今回は「朝顔の種ができない・枯れる・落ちる」と悩んでいた我が家の実体験を紹介させていただきました。
最後に「アサガオの種ができない原因」をもう一度まとめておきますね。
→アサガオは暑さを好むが、暑すぎると花粉が減る。花は咲いても花粉が少なくて受粉できず、種ができない。
→花殻摘みをする時に、種になる「子房」まで摘んでしまっている
→アサガオは短日植物なので、日が落ちたら暗くなるようにしないと「花が咲かない=種もできない」。
日が落ちたら暗くなるようにする必要がある(遮光カーテンをしたり街灯の当たらない場所に移動させたりする)。
うちの場合は「暑すぎ」というのが原因だったのですが、花殻摘みの仕方や置き場所なども「アサガオの種ができない原因」になりますので、「種ができない」とお悩みの方は一度チェックしてみてくださいね。
うちと同じように「暑さ」が原因だった場合は、少し涼しくなれば種もできるようになります。
あまり心配せず気長に待ってみて下さいね。
「小学校のアサガオの種を取る」ということでこんなにヤキモキすることになるとは思ってもみませんでしたが、近年の暑さはアサガオにとっても過酷な状態なんだなということが実感できた夏でした。
地球の温暖化は、朝顔の生育にも影響を及ぼしているんですね・・・。
我が家の経験談が少しでもお役にたてれば嬉しいです。
アサガオについて他にも記事にまとめました。よかったら合わせて読んでみて下さいね。
▶朝顔の種の取り方と保存方法はこれでバッチリ!園芸科卒ママが解説します
▶【朝顔リースの作り方】朝顔のつるで作るリースは意外と簡単!園芸科卒ママが教えます
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