アサガオの種って、どうやって取るんだっけ?保存はどうしたらいいの?
そんな疑問お答えします。
こんにちは!
園芸科卒、小学生ママのはないろです。
去年、娘が一年生の時に自宅のベランダでアサガオを育てました。
2学期が始まってもまだまだ咲き続けていた朝顔ですが、学校から「種を持ってきて下さい」と言われていたので、娘と一緒に種の収穫をしました。
私は特に何も考えずにタネを収穫し終えたのですが、そのときママ友に「アサガオの種って、いつ、どうやって取るんだっけ?」と相談されたので、「朝顔のタネの取り方がわからない」という方の為に写真付きで詳しくご紹介しておくことにしました。
朝顔のタネを取るとき・保管する時の参考にしていただけたらと思います。
簡単!アサガオの実・種の取り方
まず最初に大切なことを確認しておきましょう。
朝顔の黒い色の「タネ」は、「実」の中に入っています。
▼こんな感じです。
実を剥くと、中に朝顔の黒いタネが入っています。この黒いタネを取る為には「実」を収穫しなければなりません。
本記事では、「実」と「タネ」の取り方を解説していきますね。
朝顔の「実」の収穫方法
アサガオの「実」は、最初は黄緑色をしています。そして熟してくるにつれて黄緑から薄茶色に変化します。
▼最初はこんな感じです。黄緑色の時はまだ若いので、収穫時期ではありません。
▼しばらくすると、黄緑色だった実はだんだん薄茶色になってきます。
この状態だと、収穫までもうちょっと!という感じです(まだ収穫しない)。
▼もうちょっと待った状態がこんな感じです(右側)。この状態になったら収穫してOKです(左の実はまだ早い)。
右側の実を見てみてください。実の外皮が薄茶色になって、ガクの部分が乾燥してクルクルしていますよね。
この状態になったら実を収穫しましょう。
▼おさらいしておくとこんな感じです。
秋になりアサガオの株自体が枯れてきている頃でしたら、実を取るときも「ポロッ」と簡単に手で取ることができますが、葉っぱが青々としている頃はまだ手では取りにくいので「はさみ」を使って切って収穫しましょう。
▼切り方はこんな感じです
はさみはできれば園芸用のはさみがいいですが、なければ普通のはさみでもOKです。切った後そのままにしておくとはさみが錆びるので、使い終わったらきちんと拭くようにしましょう。
▼家に園芸用のハサミが1本あると何かと便利ですよ。楽天でも2000円くらいで売っています。
朝顔の「種」の収穫方法
丸く膨らんでいる「実」を収穫すると、その実の中に、黒い「種」がいくつか入っています。
▼薄茶色の実の部分と、黒い「種」の部分を分けたら「アサガオのタネの収穫」は完了です!
残った薄茶色の「ガク」の部分や、多く収穫しすぎてしまった実などは、ドライフラワーなどと一緒にビンに入れて飾ってもかわいいですよ。
▼私はこんな感じに、千日紅などと一緒に瓶に入れて飾ったりしてました。
実を収穫する時にはしっかり熟してから収穫するのが基本ですが、「ちょっと早く取っちゃった!」という場合は日陰にそのまま置いておいても実は黒くなっていきます。
発芽率などには問題が出てくるかもしれませんが、「お子様が間違えて取ってしまった時」などの対処方法として頭に入れておくと安心ですね。
アサガオの実・種はどこにできる?
ここまでは「アサガオの実&タネの収穫方法」をご説明しましたが、タネを収穫するに当たってもう少し前の段階のお話もさせていただきたいと思います。
そもそも「実」ができなければタネを収穫することができないので、「実」ができる段階のお話も知っておく必要があると思います。
アサガオはどの部分が「実」になるのがご存じですか?
「実」になるのは、花の下についている「子房」と呼ばれる部分です。
▼下の写真の○印の部分が「子房」です。
子房が膨らんで「実」になります。
小学校の勉強で栽培するアサガオは、朝に花を咲かせ夕方には萎んでしまう「一日花」の種類が多い為(アサガオの種類によっては夜に咲いたりするものも存在します)、咲き終わった花を放っておくと、勝手にポロッと花の部分だけが落ちます。これを「花殻(はながら)」と言います。
▼こんな感じの「花殻」が鉢の周りに落ちていたりします。
ですが、「実」になる「子房」の部分は勝手に落ちることはなく、ツルに付いたままの状態で残ります。そのままにしておくと花が咲いた数だけ「実」もつくことになるのですが、アサガオの栽培にとってその状態がけっこう危険!
どんな植物にも言えることですが、実をつけてしまうと「実を作るため」にエネルギーが消費されてしまうので、「成長する為のエネルギー」が不足してしまいます。
最初から実ばかり付けすぎていると、最悪の場合アサガオが枯れてしまいますので注意が必要です!
そもそも、「来年用の種」ってどのくらい必要でしょうか?
そんなにたくさん収穫しても、全部植えられるわけではないので残ってしまいますよね。小学校で持ってくるように言われるアサガオの種も、せいぜい20コ程度かと思います。
アサガオの「実」を減らす方法
実をつける数を抑える為には、花が咲き終わった後こまめに「花殻摘み(はながらつみ)」をしてあげましょう。「花殻摘み」というのは、花がしぼんだ後に「しぼんだ花の部分」を摘み取ることをいいます。
注意点はだた一つ!「子房」の部分も一緒に切り取ることです。
▼切る場所は子房の下です!
確認ですが、「子房の部分も切り取る」 という花殻摘みは、実を付けないようにする為の処置です。子房を切ってしまうと実はできません。実を付けたい場合は子房は切り取らないようにして下さいね。
アサガオ 黄緑色の実の中身
私も久しぶりにアサガオを育てたので、最初のうちは「実」を付けすぎてしまっていました。
黄緑色の実がいくつもできてしまったので、かわいそうだったのですが途中でいくつか実を摘み取ることに・・・
小学校の勉強で育てているアサガオだったので、一年生の娘と一緒に「黄緑色の実」の中身を観察してみることにしました。
▼黄緑色の実の中身はこんな感じでした。
中に入っている種はまだ白く、まるで子供の「抜けた乳歯」みたいな感じでしたよ!
この白いタネが、熟すと黒くなっていくんですね。
アサガオの種の保存方法
最後に、アサガオのタネの保存方法をご紹介したいと思います。
黒く熟した「アサガオの種」が収穫できたら、袋にいれる前に室内の日陰でしっかり乾燥させましょう。
乾燥したら封筒などに入れて冷暗所で保存します(私は冷蔵庫の野菜室で保管しています)。封筒に植物の名前(この場合はアサガオ)と収穫年月などを書いておくと、後でわかりやすいですよ。
小学校に持っていく場合も、封筒にいれて名前を書いていくといいですね。
種をしっかり乾燥させてあれば、密閉式のジッパー袋にいれてもカビないですよ。
まとめ
いかがでしたか?
今回は「アサガオの種・実の取り方」や保存方法などについてご紹介しました。
最後にまとめておきますね!
・朝顔のタネは、丸く膨らんだ「実」の中に入っている
・朝顔の実は、周りが薄茶色になって「ガクの部分」が乾燥してクルクルしてきたら取り頃。
・収穫した種は、室内の日陰でしっかり乾燥させてから保存袋に入れる
・乾燥させた種は、封筒などにいれてから更にジッパー袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で保存。
封筒には種の収穫年月、植物の名前などを書いておくとよい。
アサガオは一度育てると種がたくさん収穫できるので、また来年も植えたくなる植物です。しっかり種を収穫&保存して、また来年も育ててみて下さいね!
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